2019年3月19日

ものづくりとAI

AIを実務に取入れものづくり改革を進めるには(1)

AIの現状

Googleの検索ランキングで、「AI」「人工知能」「機械学習」「ディープラーニング」「RPA」という5つのワードの検索推移を見てみると、AIと人工知能という、どちらかというと概念の言葉が顕著に伸びていることがわかる。一方で、AIを構成する技術である機械学習やディープラーニングと言った言葉はあまり検索されていないことから、世の中では概念がかなり先行していることがうかがえる。

 

ガードナーが発表するハイプサイクルを見てみると、「人工知能」は「「過度な期待」のピーク期を超え幻滅期に突入した状態になる。これまでは「AI」や「人工知能」というワードで盛り上がり期待を大きく集めていたが、これからは失敗事例やネガティブな限界説が増えてくると考える。一方で、幻滅期を超えた先にある安定期に向け、地に足を付けた活動が重要である。

図 AI概況

 

AIにできるのは、現時点では未知のデータに対して過去のデータと照らし合わせた分類や予測といったことだが、これは私たちが行う問題解決の中では、“PLAN”の一部にしか過ぎない。ドラえもんやターミネーターのように、AIや人工知能が出した答えに対して何か活動を進めてくれるところまでは現時点ではつながらない。

図 AIの話をする前に……

そんな中、AIを使うことを前提に話を進められることがよくあるのではないかと思う。役員の方が「AIを使って何かやってみろ」「機械学習を使って何かできないか」という話をよく聞くが、そもそもAIや機械学習を使わなくても、Excelを使った単純な計算でできることやわかること、効果が上がることもあると考える。今回はAIの話を中心にするので、これ以上は掘り下げないが、皆さんが抱える課題に対して本当にAIが必要かどうか、ぜひ考えていただきたい。

 

AIを実務に取入れものづくり改革を進めるには(2)

コンサルタント紹介

小野 甫

デジタルイノベーション推進事業本部 チーフ・コンサルタント

主に製造業のIoT化構想策定~プロセスの改革まで全般を推進。あらゆる機能・領域のデジタルトランスフォーメーション推進に取組んでいる。AI活用可能性検討プロジェクトなどを担当。
【主なコンサルティング領域】
 ・製造業のIoT化推進、デジタル・イノベーション構想立案支援
 ・最適システム・ツール選定、IoTツール開発新市場構築支援
 ・データサイエンティスト育成

ページトップへ戻る