IoTで最適なフライトパターンを提供
~GE社のバリューエクステンション~

IoTで機体メンテナンスのQCDを向上させる

GE(ゼネラル・エレクトリック)は1892年にトーマス・エジソンが設立してから創業100年を越え、現在では発電用ガスタービンや航空機エンジン、医療機器などで売上高約18兆円の世界トップメーカーである。
GEは航空機エンジンからエンジンの稼働状況や温度、振動などさまざまなデータをリアルタイムでモニタリングし、解析を行っている。解析によりトラブルの発生箇所やメンテナンスが必要である箇所が、より迅速にわかるようになった。機体のメンテナンスのQCDが向上し、結果的に航空機の運行の遅れも防ぐことが可能となった。

エンジンデータが新たな価値を生む

しかし、上記のサービスだけでは「カスタマーオペレーションモニタリング型」のアプローチに過ぎないが、GEは、膨大なデータを活用することで運行の革新的な効率化を実現した。彼らは自社の製品のアフターサービス領域のメンテナンスだけではなく、従来顧客のプロセスとなっていた運行に対して価値を拡大させたのである。エンジンのデータを解析することで、航空機の航路の効率化や、どの高度から、どの方角・角度で降下するかといった、降下プロファイルの効率化により、現在よりもフライト時間が短くなりエネルギーの効率化が実現した。実際にAir Asiaに提供し、最適なフライトパターンの提供から年間1%の燃料利用の効率化を成功させた。
顧客のプロセスに入り込み顧客の課題を解決する「バリューエクステンション型」ビジネスモデルの好例といえる。

バリューエクステンション型 GEの取組み

コンサルタント紹介

石田 秀夫

生産コンサルティング事業本部長/シニア・コンサルタント

大手自動車メーカーに入社し、エンジニアとして実務を経験した後、JMAC入社。生産部門および開発設計部門のシームレスな収益改善・体質改善活動を支援。事業/生産/技術/知財戦略を組み合せた次世代ものづくり/スマートファクトリー化を推進。
【主なコンサルティング領域】
 ・開発生産戦略立案、ものづくり領域全般
 ・国内外の新工場工場立ち上げ設備投資計画
 ・スマートファクトリー構想立案策定支援
 ・IoT/ICT/A活用したI新しいビジネスモデル開発

小野 甫

デジタルイノベーション推進事業本部 チーフ・コンサルタント

主に製造業のIoT化構想策定~プロセスの改革まで全般を推進。あらゆる機能・領域のデジタルトランスフォーメーション推進に取組んでいる。AI活用可能性検討プロジェクトなどを担当。
【主なコンサルティング領域】
 ・製造業のIoT化推進、デジタル・イノベーション構想立案支援
 ・最適システム・ツール選定、IoTツール開発新市場構築支援
 ・データサイエンティスト育成

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