【事例:IoH/危険】IoT化でリスク予測。異常発生の防止と安全意識の向上
現場IoT7つ道具その⑤ Internet of Hazard

IoTは生産現場における「安全」の確保にも活用できる。JMACではIoTを活用した安全などに関係する危険予知分析を「IoH:Internet of Hazard」と呼んでいる。現場をIoT化することでリスク予測を可能にし、異常の発生などを防止することが狙いである。

安全の確保 ~VR導入で安全意識を向上~

安全に関しては、危険箇所を発見し、生産現場のマップ上にマーキングを行い、事故を防止をすること、さらに、危険の疑似体験をVR(Virtual Reality : バーチャルリアリティ)技術を使って安全に関するトレーニング行うことなどが進められている。
安全管理には有名な「ハインリッヒの法則」がある。「1つの重大事故の背景には、29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在する」というものだ。
現場ではこのことを踏まえ「ヒヤリハット報告」や「危険余地(KY)トレーニング」が実施されている。
これまでこうした情報は、文字や写真による伝達のみであった。設備や作業者がドライブレコーダー式カメラを装着し危険発生の瞬間の動画記録ができるようになったことで、危険箇所に近づくと装着したスマートグラスやスマートウォッチから注意喚起が行われるようになった。
また実際の画像をもとにしたVRによる疑似体験トレーニングもすでに始まっている。これは、仮想空間の中で身をもって危険状態を体験し、安全意識の向上を高めようというものだ。

 

IoTは、中央集権型のシステムではなく分散型であり、階層型ではなくフラット化した水平型を特徴とする。そうしたIoTを危険予知で活用することによって、人、設備、場所などの各ポイントで発生した状況をネットワークシステム内でリアルタイムに共有することが可能となるのである。

コンサルタント紹介

有賀 真也

プロセスデザイン革新センター/チーフ・コンサルタント

生産性向上のため現場を巻き込みIT・IoT・ICT等の仕組み・運用の双方から現場にアジャストさせていくスタイルを貫く。
【主なコンサルティング実績】
・現場生産性向上活動推進支援(製造業・サービス業)
・業務プロセス標準化およびKPI設定を通じたパフォーマンス管理支援
・IoTツールを活用した現場改革余地診断及び改革支援

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