ものづくりデータサイエンティスト育成体系

「人」がデータに価値を与える

IoT化によって、これまでにない種類の膨大なデータを手に入れることができるようになる。今後こういったデータが、価値を生む時代になる。

しかし、いくら人工知能(AI)が進化し IoT化がすすんでも、データの価値は「人の意志によって」決められるものだ。日本企業の強み、すなわち「人材」がデータを分析し、価値を与え、新しいビジネスを生み出していく。つまり、現場がIoT化・自動化することで「人」が無能化するのではなく、「人」がデータやAIの活用方法を考えていくことで新たな価値を生み出し、新たな未来へと可能性を広げていけるはずだ。

IoT時代のデータ活用人材に必要な能力とは

では、IoT時代に求められる人材とはなんであろうか。まずは「データとは何か」を本質的に理解しデータを取り扱うことが可能な人材である。

つぎに必要なのが、問題・課題を構造化しながら、データにもとづいて課題解決を行える人材である。

そして個別のデータをつなげ全体をモニタリ ングしながら、データをあらゆる意思決定のために活用できるマネジメント系の人材である。

 

▼データの取扱いが可能な人材とは▼

・定性的言語データの取り扱いができる
・定量的数値データの取り扱いができる
・問題構造化と仮説の設定ができる

▼データを活用できる人材とは▼

・データ活用の視点を持っている
・データ活用のテーマが設定できる
・理想解だけでなく現実を理解し、現実解を出すことができる

▼意思決定のためにデータをマネジメントできる人材とは▼

・データにもとづいた意思決定のための問題を整理できる
・意思決定に必要なデータ構造と運用のあるべき姿を描くことができる
・データを活用したマネジメント推進のリーダーシップを発揮できる

IoT時代のものづくりデータサイエンティストの役割

 

IoT時代の「ものづくりデータ活用人材育成プログラム」

JMACでは上記のようなデータを活用できる能力を身に付けるために、「ものづくりデータ活用人材育成プログラム」を開発している。

具体的な課題・データを扱う実践セミナーのため、公開講座ではなく企業内研修として提供している。

ものづくりデータサイエンティスト養成体系

ものづくりデータ活用人材育成プログラムでは、基本コース、実践コース、マネジメントコースの3コースをそれぞれ3日間・9日間・3日間で提供している。各日程でおこなわれるワークショップは、インターバルをおく方式が基本である。また、一般的な演習だけではなく、実践的なテーマを題材にした演習や体感型の演習を中心に構成される。

たとえば「データサイエンティスト基本コース」では、紙で作成したヘリコプターをつかって誤差について学んだり、実践編では30キロのペダルカートを実際に組み立てながら簡易プログラムを作成し、IoTを体感していく。またフィールドワークでは、実際に自社の現場にJMACの「現場IoT7つ道具」の視点を適用し分析する演習も組み込まれている。

<IoT人材育成プログラム>

・データサイエンティスト基本コース(延べ3日間)
・データサイエンス実践コース(延べ9日間)
・意思決定のためのデータマネジメントコース(延べ3日間)

 

IoT時代のものづくりには、データを活用できる人材の育成が必要不可欠である。日本のものづくりの未来は、やはり「人材」にかかっているのだ。

コンサルタント紹介

神山 洋輔

プロダクションデザイン革新センター/チーフ・コンサルタント

千葉大学法学部卒業後、2008年JMAC入社。製造業の次世代生産システム構築立案からIoT化デジタル化支援含めた総合コンサルティングを行っている。
【主なコンサルティング領域】
 ・新工場計画/工程設計
 ・設備生産性向上/労働生産性向上実践
 ・製造業のデジタル化推進支援

小野 甫

デジタルイノベーション事業本部/チーフ・コンサルタント

明治大学経営学部卒業後、2008年JMAC入社。製造業のIoT化構想策定~プロセスの改革まで全般を推進。AI活用可能性検討プロジェクトなどを担当。
【主なコンサルティング領域】
 ・製造業のIoT化推進、デジタル・イノベーション構想立案支援
 ・調達システム構築、サプライヤー戦略立案~推進支援
 ・ものづくりデータサイエンティスト育成

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