現場・現物主義と現場IoT7つ道具

製造業の現場がIoT化に取組むと、「改善」の在り方はこれまでと大きく変わる。現場をデジタル化し、さまざまな課題を「現場IoT7つ道具」の視点から捉えなおすことで、改善の視野がかなり広がるからだ。
改善でもっとも大事なのは、徹底した現場・現物主義(Fact Finding)による現状分析である。JMACではクライアントの課題に対し、正確な現状分析と問題発見のための独自のコンサルティング手法にIoTという新しい通信技術をプラスして、これまでと大きく異なる「新しい改善」をクライアントに提供している。

 

 

JMACは「改善施策ライブラリー」を持っており、内容は「作業管理・段取り改善」「工程設計」「収率向上」「設備メンテナンス」「在庫管理」「場内物流」など改善テーマの全般をカバーしている。このライブラリーを参照しながらIoT化を推進することで、現状分析フェーズの客観化、精密化、高速化が可能になる。
また、クライアントのQCDのレベルを把握しながら、クライアントの理想の姿を実現するべく、メンバーとともに改善施策を適用していく。これがJMACのコンサルティングスタイルである。

IoT7つ道具によるコンサルティング

 

このコンサルティングはフェーズⅠで、IoT化推進計画をアウトプットすることがねらいである。フェーズⅠは、4つのステップに分かれる。

 

第1ステップ IoT化による改革目標の設定

IoT化のゴールを具体的に設定することで、プロジェクトメンバーのモチベーションもアップする。プロセスについて、プロダクトについて、それぞれ、Q:品質、C:コスト、D:納期・在庫についてそれぞれ設定することが多いが、ここでの設定はあくまで理想に近づけるための仮の概要目標である。

 

第2ステップ IoT化余地と課題設定

IoT取組みの多様なケースを参考にしつつ、IoT取組み余地を分析し課題を洗い出す。

ここでは、IoT7つ道具の視点から取組み余地を洗い出す。モデルプロセスとモデルプロダクトを定め、IoT化について検討する。

 

第3ステップ IoT取組みブレークスルーのアイデア

IoT化によるブレークスルーに向けた改善アイデア・施策を洗い出し、施策ごとに得られる効果を試算する。施策は、最新IoTツールでできることを参考するとアイデアが広がる。ここでも、IoT7つ道具のツールライブラリーが活躍する。

 

第4ステップ IoT化推進立案の計画

その改善アイデア・施策の優先順位をつけて具体化をおこなう。モデルだけでなく、全体のIoT化余地について検討し、IoT推進計画として立案する。すぐ着手できるとわかった推進テーマは実行しながらこの第4ステップをすすめるのがポイントである。

 

※上記のステップ2~4では、JMACの現場IoT7つ道具の視点と施策ライブラリーを参照・適用しながら進めていく。

 

フェーズⅡ. フォローアップモニタリング

IoT推進計画立案だけに終わってしまわないよう、実行段階のモニタリングをフォローアップとして最終ステップにもうけている。

クライアント企業はJMACコンサルタントとともに、重点指標をモニタリングしながら、IoT推進で直面する困難な課題を一つひとつクリアしていく。そうすることで、成功体験を積み重ね、IoT取組みでの現場の変化と成果を実感しながら、レベルアップのスパイラルに入ることができる。

 

IoT現場課題解決コンサルティングプロセス

 

ページトップへ戻る