【IoQ/品質】点検業務をパーフェクトにデジタル化
現場IoT7つ道具その⑦Internet of Quality

JMACが推奨する現場IoT7つ道具とは、現場の課題をIoTで改善する際に、7つの視点を用いて現場をデジタル化・見える化し、シンプルに現場の課題を解決する分析ツールである。
ここではIoT7つ道具Ⓡその①として、「IoQ:Internet of Quality/品質」を対象とするツールを紹介する。

高経年設備を多く抱えた国内工場

高経年設備を多く抱えた国内工場における火災、漏えい、爆発事故報告件数は、毎年高い水準で推移している。

国内高圧ガス事故件数(製造事業所内)

事故(火災、漏えい、爆発)操業停止(計画外停止、チョコ停頻発)経営に大きなインパクトをもたらし、爆発・火災事故の結果、設備の毀損や復旧までの逸失利益の発生によって生じる財務的損害は、経常利益の約3~6割にのぼるとも言われている。

事故原因について、経済産業省の調査によれば、ハード面では「腐食管理不良」や「検査管理不良」が多く、ソフト面では「誤動作・誤判断」に起因する事故が多いと指摘されている。
高経年設備を多く抱えた国内工場においては、安定した事業運営に、保全の強化が大きく影響すると言えるだろう。

 

出所:METI 「 産業構造審議会保安分科会(第6回)資料1」

多岐にわたる設備管理の課題

保全業務には高度な技術と経験、ノウハウが必要とされる一方で、技術を持ったベテランの退職、国内の生産年齢人口減少など、人材確保・育成が大きな課題となっている。

日本能率協会グループの一員である日本プラントメンテナンス協会の調査によれば、製造現場における設備管理の課題は「人材確保・育成」が18%と報告されている。

 

出所:JIPM 「2016年度メンテナンス実態調査報告書」 2017年4月

設備管理の課題は多岐にわたるが、例えば、こんなことが起こっているのではないだろうか。

業務効率化
・紙による点検内容の確認や過去の状況等、情報が散在していて前準備が大変!
・手書き内容のデータ化や、現場写真の整理など、報告書の作成に時間がかかる!

迅速な対応と情報共有
・運転部門からの問い合わせや検査・補修依頼に伴う現場状況の確認が大変!
・緊急時、現場の状況を事務所と共有したいが、電話で正確に状況を伝えられない!

点検品質向上と均質化

・担当者変更等に伴う引き継ぎ漏れにより、設備異常が発生している!
・ベテランの退職等でノウハウ継承がうまくいかず、現場スキルが低下している!

そこで、“保全強化”に必要な人材育成やノウハウ共有といったことを、IoT化を通じて行っていくことができれば、設備管理の様々な課題の解決に通じるだろう。

IoTを活用した課題解決はいくつかの段階に分かれるが、まずは、紙ベースの記録保管をデジタル化することで、見える保全に取り組むことで、効率化と共有化を促進したい。

・紙ベースの記録保管
・デジタル化、見える保全へ変革
・データ活用による業務効率化
・各種データに基いた異常予兆
・各種データに基づいた計画的設備改良・持続的改善

点検内容の入力から報告書作成までを完結

点検内容の入力から報告書作成までを完結できるのが、teraSpectionである。「タブレット」&「クラウド」により、点検情報を必要な場所で簡単に作成・取り出すことができる。また、組織を問わずに情報を共有することで、現場とマネジメントの一体化を促進できる。

主な機能としては、現場で点検内容の入力から報告書作成までを完結することであるが、他にも、位置に紐づけた点検履歴管理と情報共有できることや、クラウドに蓄積された点検データの利活用についても充実した機能を持っている。点検業務をデジタル化するためのツールとして検討に値するツールと言えるだろう。

 

「teraSpection」導入プロセス

 

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ベンダー企業紹介

富士通エフ・アイ・ピー株式会社
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