製品自身が自律化機能を持つ「MODEL S」
~テスラモーターズのスマートプロダクト~

乗り始めてからも進化し続ける車

テスラモーターズが販売中の「MODEL S」に車載しているソフトウェアには、大きく2つの特徴がある。1つ目は「世界初、乗り始めてからも進化し続ける車」をコンセプトとした自動アップデートサービス。これは定期的にリリースされる最新版のソフトウェアが、無線ネットワーク経由でテスラモーターズから自動車へ直接送られてくるというものである。アップデートは夜間などに時間指定して自動で行う事ができ、オーナーの手を煩わせる事なくつねに最新のソフトウェアを搭載した状態で車を運転できる。

もう1つの特徴は、自動データ収集とサービスへの反映である。ソフトウェアは車体の状態を定期的に自己点検し、そのデータはオーナー承諾のもとテスラモーターズへ送られる。点検の結果、課題が見つかった場合、ソフトウェアのアップデートで解決できれば即座に対応し、人による対応が必要となる場合はエンジニアを派遣して対応する。

テスラモーターズはこのサービスを「いつでも、どこでも受けられる21世紀のサービス」と謳っている。

 

「MODEL S」は上記2つの特徴を備えているため、車載しているソフトウェアが自律的にアップデート・自己点検を行い、オーナーは車のメンテナンスにかかる手間を削減できる。また適切なタイミングで必要なメンテナンスだけを行えるため、コストの削減にも繋がる。

まさにテスラ「MODEL S」は、製品自身が「自律化機能」を持ち、製品そのものが自動的に成長(更新)できる機能を持つスマートプロダクトと言えよう。

スマートプロダクト型 テスラモーターズの取組み

 

コンサルタント紹介

石田 秀夫

生産コンサルティング事業本部長/シニア・コンサルタント

大手自動車メーカーに入社し、エンジニアとして実務を経験した後、JMAC入社。生産部門および開発設計部門のシームレスな収益改善・体質改善活動を支援。事業/生産/技術/知財戦略を組み合せた次世代ものづくり/スマートファクトリー化を推進。
【主なコンサルティング領域】
 ・開発生産戦略立案、ものづくり領域全般
 ・国内外の新工場工場立ち上げ設備投資計画
 ・スマートファクトリー構想立案策定支援
 ・IoT/ICT/A活用したI新しいビジネスモデル開発

小野 甫

デジタルイノベーション推進事業本部 チーフ・コンサルタント

主に製造業のIoT化構想策定~プロセスの改革まで全般を推進。あらゆる機能・領域のデジタルトランスフォーメーション推進に取組んでいる。AI活用可能性検討プロジェクトなどを担当。
【主なコンサルティング領域】
 ・製造業のIoT化推進、デジタル・イノベーション構想立案支援
 ・最適システム・ツール選定、IoTツール開発新市場構築支援
 ・データサイエンティスト育成

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