3Dプリンターのリアルタイムマッチング
~カブクrinkakのパートナープログラム~

需要と供給のミスマッチを防ぐ

株式会社カブクは新規技術の普及・育成支援を目的として2013年に設立された新興企業である。3Dプリンター技術に注力しており、カブクは2つのミスマッチに注目し課題と考えていた。
ひとつめは、3Dプリンターに関する設備・ノウハウを持たないが、試作や少量生産に使ってみたい企業。もう1つは、社有の3Dプリンターを高い稼働率で維持し、利益を最大化したい企業。この2つが存在するということである。
カブクはこのような状況を「需要と供給のミスマッチ」と捉え、そのギャップ解消のためリアルタイムでマッチングできるように、「rinkak」というサービスを提供している。

リアルタイムマッチングの実現「rinkaku」

「rinkak」の3Dプリンティングパートナープログラムでは、3Dプリンターを使ってものづくりがしたいクライアント企業からの依頼内容に応じて、カブク社側がデータクレンジングなどのデータ最適化、ルーティング設計を行い、本サービスに登録しているパートナー会社の中から最適な製造委託先をリアルタイムで探して、マッチングさせる。
このサービスを実現する際にポイントとなるのは、クライアントのニーズを満たせるパートナー会社をつねに抱えておくということである。そのためにはプラットフォームの構築が必要となる。現在、「rinkak」の3Dプリンティングパートナープログラムのパートナー登録会社は世界30か国以上に広がっている 。

このようにして、カブクは各メーカー(3Dプリンターを使いたいメーカーと、3Dプリンターの稼働率を上げたいメーカー)の需要と供給をリアルタイムでマッチングさせる新規ビジネスモデルの創出に成功した。
その後カブクは2017年に双葉電子に買収されて子会社となっている。

スマートマッチング型 カブクの取組み

 

コンサルタント紹介

石田 秀夫

生産コンサルティング事業本部長/シニア・コンサルタント

大手自動車メーカーに入社し、エンジニアとして実務を経験した後、JMAC入社。生産部門および開発設計部門のシームレスな収益改善・体質改善活動を支援。事業/生産/技術/知財戦略を組み合せた次世代ものづくり/スマートファクトリー化を推進。
【主なコンサルティング領域】
 ・開発生産戦略立案、ものづくり領域全般
 ・国内外の新工場工場立ち上げ設備投資計画
 ・スマートファクトリー構想立案策定支援
 ・IoT/ICT/A活用したI新しいビジネスモデル開発

小野 甫

デジタルイノベーション推進事業本部 チーフ・コンサルタント

主に製造業のIoT化構想策定~プロセスの改革まで全般を推進。あらゆる機能・領域のデジタルトランスフォーメーション推進に取組んでいる。AI活用可能性検討プロジェクトなどを担当。
【主なコンサルティング領域】
 ・製造業のIoT化推進、デジタル・イノベーション構想立案支援
 ・最適システム・ツール選定、IoTツール開発新市場構築支援
 ・データサイエンティスト育成

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